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2022.08.05
屋上緑化や壁面緑化だけでない!緑化の種類を解説します
「緑化」と聞くと「植物を植える」というイメージが浮かんでくる方も多いと思います。
庭に植物を植えるなどの私たちの身近な場所での取り組みから、「屋上緑化」や「壁面緑化」など、環境問題に取り組むスケールの大きいプロジェクトまで、緑化の幅は広いということをご存知でしょうか。
今回は、さまざまな緑化の種類について解説します。
1.屋上緑化
2.壁面緑化
3.駐車場緑化
4.道路緑化
5.室内緑化
6.家庭での緑化
7.学校や公園での緑化
8.自然保護のための緑化
◆緑化の種類
1.屋上緑化
建物に施す緑化で代表的なものとして屋上緑化があります。
建物の屋根や屋上部分に植物を植え緑化を行う方法です。
ヒートアイランド現象などの対策として、工場やビルなどの屋上で多く採り入れられています。
植物が直射日光を断熱することで断熱効果となるため、室内温度の上昇を抑制し、エアコン等の稼働率が下がることで節電効果も期待されています。
また、屋上庭園などにも活用され、人々に癒しを与える空間の創造としても注目されています。
2.壁面緑化
建物の外壁を緑化する壁面緑化があります。
壁面やフェンスにワイヤーを張り、ツル性の植物を成長させたり、植物を植えたプランターを外壁に設置して緑化を行う方法です。
建物を緑で覆うため、緑のカーテンともいわれることも。
植物の蒸散作用を利用し、ヒートアイランド現象の緩和や、建物の温度上昇を軽減させることで省エネルギー効果が期待されています。
植物が壁を覆うことで、風雨や直射日光から建物を保護できるだけでなく、景観性が向上します。
ゴーヤやヘチマを植栽し、野菜を収穫することも可能です。
3.駐車場緑化
駐車場のスペースを利用し、緑化を行う方法です。
駐車場に使用されるアスファルトやコンクリートは高温になりやすく、膨大な熱量を生産するため、ヒートアイランド現象を助長させます。
駐車場内に芝生などを植えて緑化をすることで、植物が地面からの熱の放射を軽減させることでヒートアイランド現象を緩和します。
駐車場や車内の温度上昇を抑えることもできるため、利用する人にとっても体感温度を下げることができます。
駐車場の外周部や車路には、樹木を植えたり生垣を設置したりすることで、駐車場内の空気が清浄化されることも期待できます。
4.道路緑化
街路樹、中央分離帯、車道と歩道の境目などに樹木を植えます。
人と車の交通を分けて安全を図るためや、運転手の視線を誘導する目的、対向車のライトの眩しさを軽減させるなどして役立っています。
このような道路の安全を確保することはもちろんのこと、環境保全や景観の向上、人々に快適な空間を提供するなどのたくさんの目的があります。
5.室内緑化
建物の内部を緑化する室内緑化という方法もあります。
植物の癒し効果に期待し、人々が快適に過ごせることや、景観の向上を目的としています。
オフィスや大規模施設等のエントランスに植栽を施しているのを目にしたことがあるのではないでしょうか?
個人のお宅でも観葉植物などをお部屋に置くことで、安らぎや癒しをもたらす効果があります。
6.家庭での緑化
個人のお庭に、草花や樹木を植えてガーデニングを楽しむことも緑化の一つです。
植物を見たり育てることで、癒しやリラックス効果を感じることもできます。
夏になると、窓の外に朝顔やヘチマなどでグリーンカーテンを作り、窓の遮熱対策をするお宅もあるのではないでしょうか。こちらも家庭でできる壁面緑化です。
7.学校や公園での緑化
グラウンドや公園の地面に芝などを植え緑化します。
地面の温度上昇や、強風で砂埃が舞うことを抑えるため、活動がしやすくなります。
芝生にはクッション性があるため、子どもたちが転んでも衝撃を緩和してくれ、怪我の抑制にも。
景観の向上や、自然を身近に感じることでリラックス効果も期待できるでしょう。
8.自然保護のための緑化
自然保護を目的に植林や植樹を行うことも緑化の一つです。
山地や河川の大規模工事などで、自然を壊した場所に人工的に緑を増やすこともあります。
また、野生の動植物が安定して生息できる「生物生息空間」を確保する目的として、「ビオトープ」と呼ばれる自然環境を建物の屋上に作ったり、学校や公園内に作るケースも緑化の一つと考えられています。
更に、スケールが大きいものでは、地球温暖化対策として砂漠などの植物が生えにくい環境に緑を増やす緑化プロジェクトなどがあります。
◆まとめ
緑化といえば「屋上緑化」や「壁面緑化」がよく知られていますが、家庭でのガーデニングから道路の緑化、自然保護のための植林など、さまざまな種類があることがおわかりいただけたと思います。
自然環境の保全や修復をすることは、私たちがこの地球上で快適に生活するためにも必要なことです。
まずは自分でもできる「緑化」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
弊社でも、緑化に関するご相談等を承っております。
お気軽にお問い合わせください。