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2023.03.25
「緑化費用の融資・助成」について
皆さんは屋上緑化や壁面緑化にかかる費用について、自治体から融資や助成が受けられることをご存知でしょうか?
近年問題となっている「地球温暖化」や、都市部の「ヒートアイランド現象」などの環境問題を改善するために、日本全国の各自治体では「緑化推進」に取り組む方々へ、融資や助成金制度を用意していることをご存知でしょうか?
今回は東京都内の緑化費用に関する「融資」や「助成」制度をピックアップしました。
東京都の緑化費用に関する融資制度
①東京都_産業労働局
<特定取組支援融資>
対象:「東京における自然の保護と回復に関する条例」の届出対象となる緑化事業等を行なう中小企業者及び組合が対象です。
使途:運転資金・設備資金
金額:1億円以内(組合は2億円以内)
利率:1.4%以内〜2.0%以内、期間10年以内(元金据置期間2年以内を含む)
②葛飾区_環境部
<屋上緑化・壁面緑化資金融資制度:利子補給・保証料補助>
5平方メートル以上の屋上緑化・壁面緑化工事、設備に要する資金の融資あっせんと、利子と信用保証料の一部を助成するものです。
金額:500万円上限。
利率:年利2.0%(利子補給1.4%)
東京都の緑化費用に関する助成制度
東京都内で屋上緑化や壁面緑化にかかる費用の助成制度がある市と区は以下の通りです。
昭島市・千代田区・中央区・港区・文京区・目黒区・世田谷区・渋谷区・台東区・墨田区・江東区・品川区・豊島区・北区・板橋区・練馬区・葛飾区
例として台東区の助成内容をご紹介いたします。
<台東区屋上緑化等助成金制度>
台東区では新たに屋上緑化、壁面緑化、地先緑化及び駐車場緑化をされる方に対して工事費の一部を助成しています。
①屋上緑化:上限30万円
・屋上または屋根のないベランダに最低1平方メートル以上の緑化区画を設け、樹木、芝生、多年草等を植栽したもの。
・0.4平方メートル/基以上の既製プランター(大形フラワーポット)も含まれます。
②壁面緑化:上限15万円
・建築物の壁面に、ネット等の補助資材を使用して1平方メートル以上の緑化区画を設置し、つる性植物等を這わせたもの。
・壁面に固定された藤棚等の緑化も含まれます。
③地先緑化(居住地・所有地など自由に使える土地):上限10万円
・緑化の接道延長1m以上、且つ奥行20cm以上の緑化区画を新たに設けること。
・樹木、多年草等を植栽したもの。
・既存の花壇・植え込み地等の植え替えは対象外です。
④駐車場緑化:上限10万円
・民間の貸駐車場(月極貸、時間貸は問わない)
・駐車場を1平方メートル以上緑化すること。
・助成金によって緑化した部分を3年間適切に維持・管理すること。
※台東区民間施設緑化推進助成ホームページ
https://www.city.taito.lg.jp/kenchiku/hanamidori/joseiseido/ryokukasuishin.html
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まとめ
今回は東京都の情報のみをピックアップさせていただきましたが、緑化に関する融資や助成金の制度は、日本全国の各自治体で用意されています。制度の内容や条件は自治体によって異なりますので、お住まいの官公庁にお問い合わせください。
屋上・壁面・駐車場などの緑化は、都市部の課題となっているヒートアイランド現象の抑制に効果的なだけでなく、建物の内側の気温を下げる効果も期待できます。夏期の電気代の節約にもつながるので、個人のお宅は勿論のこと、企業でも積極的に取り組んでいきたいですね。