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「生分解性樹脂製 樹名板」の共同開発をいたしました

王子ホールディングス㈱様、熊倉造園土木㈱様と共同で、環境負荷の低減に貢献する生分解性樹脂製の樹名板を開発し、試作いたしました。

開発フロー
 

王子HD様より、生分解性樹脂素材「Resoil-Green」を使って樹名板を作ってみたいというご相談を受け、今回の開発へと至りました。

本プロジェクトは、以下のプロセスで進められました。

  1. 打合せ:樹名板の仕様やデザイン、素材の特性について詳細な打ち合わせを実施。
    王子HD様の素材と三光社の金型をどう組み合わせるか、方向性を決定しました。
     
  2. 成型テスト:「Resoil-Green」の特性を最大限に活かすため、最適な成型方法を検証。
    複数回のテストを重ね、実用に耐えうる品質を追求しました。
     
  3. 成型: テストで確立した手法に基づき、実際に製品を成型。
    細部にまでこだわった、高品質な樹名板が完成しました。
     
  4. 手直し: 成型された製品に対し、仕上げ加工や修正を実施。
    熱によって湾曲した部分を、丁寧に手作業で調整を行いました。
     
  5. 現場取付: 完成した樹名板を、実際に植樹現場に設置。
    屋外での耐久性や視認性を確認しました。
     
  6. 報告: 一連のプロセスと最終的な製品の品質について、王子HD様にご報告。
    この成功を機に、生分解性樹脂「Resoil-Green」を他の三光社製品にも活用できないか、今後も継続的に検討していくことになりました。

     

製品の特長
 

この樹名板は、土壌中の微生物によって最終的に水と二酸化炭素に分解されるため、環境中に排出されても生態系に影響を与えるリスクが低いのが特徴です。

通常の生分解性樹脂は、通常の樹脂に比べて強度や耐候性が劣っていることが多いのですが、セルロースの添加によって、耐衝撃性・耐熱性などの弱点を補強しております。

耐久性については現在テスト中で、王子ホールディングス様の中庭に設置しております。

また「Resoil-Green」は、植物由来の樹脂セルロースによって作られているので、全体の約60%以上がバイオマス由来の素材になっており、バイオマスマークの取得も可能です。

 

今後の展開
 

私たちは、生分解性樹脂はもちろん、その他あらゆるプラスチック製品の開発・製造にも幅広く対応しております。

お客様のアイデアや課題に対し、最適な素材や加工方法をご提案し、製品化までの一貫したサポートを提供いたします。プラスチック製品の開発や製造をご検討の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。






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